ペンダントライトが躍動する
かつて栄華を極めていた照明器具が、時代の変化の中で次第にその守備範囲を小さくしてしまうということがあります。そのひとつはペンダント照明の立ち位置です。キャンドルの時代からシャンデリアの発展とともに栄華を極めてきた天井から吊るタイプのペンダント照明は、20世紀の初めにまぶしくな…
東海林弘靖 / Hiroyasu Shoji
1958年生まれ。工学院大学・大学院建築学専攻修士課程修了。
光と建築空間との関係に興味を持ち、建築デザインから照明デザインの道に入る。1990年より地球上の感動的な光と出会うために世界中を探索調査、アラスカのオーロラからサハラ砂漠の月夜など自然の美しい光を取材し続けている。2000年に有限会社ライトデザインを銀座に設立。超高層建築のファサードから美術館、図書館、商業施設、レストラン・バーなどの飲食空間まで幅広い光のデザインを行っている。光に関わる楽しいことには何でも挑戦! を信条に、日本初の試みであるL J (Light Jockey)のようなパフォーマンスにも実験的に取り組んでいる。