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  • 執筆者の写真東海林弘靖 / Hiroyasu Shoji

眠る明かり


眠りを妨げない照明


ツラい休み明け?


こんにちは、東海林弘靖です。ゴールデンウィークも終わって、皆さん仕事に打ち込んでいるといったところでしょうか? もしかしたら、休み気分が抜けずにボーっとしてしまう・ ・ ・なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。そういえば、昔は「五月病」という言葉がありました。こ の言葉の意味するところは、4月に学校や会社など新しい環境に入ってから少し日が経った、ゴールデンウィーク明けあたりから、何だかダルさを感じた り、無気力で仕事に打ち込めなかったりという状態に陥ってしまうことを言っていました。環境に適応しようとして随分と頑張っちゃった、つまりストレスが故 の症状なのでしょう。そして、五月病を何とか改善する対処法のひとつとして良質な睡眠が注目されています。 今回は睡眠と夜間の照明の関係についてお話したいと思います。

 

夜中に目覚めたとき


実は先日、とある大きな病院の看護師長さんから、病室で患者さんが夜中に目覚めた場合の照明について相談を受けました。看護師長さんの話によると、 患者さんが病室で夜間にトイレに行きたくなってベッドを降りたら、真っ暗で何も見えない中、転倒してしまったというのです。そこで病院としては安全対策を 講じたいが、こういう場合の照明はどうしたら良いのかという相談です。


じゃあ、照明で明るくしましょうと言っても、シチュエーションとしては夜中に寝てい る合間のことですから、明るくなると今度は眠れなくなってしまう人もいます。そこで明るさに気をつけながら照明をつけるということになりますが、ベッド周 りに何らかの照明器具を置いて夜間も点灯させるとなると、その光のクオリティーについても考える必要があるのです。

 

光と睡眠の関係


私たちの体と睡眠のしくみは光と関係があり、朝に太陽の光を浴びることによって脳にある体内時計がリセットされて活動状態に入ります。これは睡眠と 覚醒をつかさどるホルモン、メラトニン、セロトニンの働きによるものです。朝の強い光を浴びるとセロトニンの分泌が促され体は覚醒し、14~16時間経つ 夜には脳の中にメラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌されて、自然に眠気が訪れるという仕組みです。


このように光による影響が大きいわけですから、夜 中に強い光を浴びてしまうと、睡眠のバイオリズムが狂ってしまってよく眠れなくなるのです。さらに、光について考えると、それはただ明るさの数値というこ とだけでなく、その光の成分であるスペクトルにも原因が見出されました。照明の光源には電球色でも白色でも青いスペクトル、ブルーライトがいく分含まれて おり、これが脳に伝わったときに影響を与えると考えられているのです。


先日もゴールデンタイムの全国放送『ニッポンのぞき見太郎』で挙げられたテーマが「睡眠」でした。やはり広く国民が興味を持つテーマと言えそうです。 そこで私は眠りの明かりについて語ったのですが、すでに番組は放送が終了してしまいましたので、その概略について解説しておきましょう!


ま ずは、前述のとおり青い波長を含まない光が良いのです。簡単に言えば見た目でオレンジ色に見える光です。そしてほの暗く調光されていること・・・・深夜は 暗順応によって微かな明かりでも結構な明るさに感じるからです。そして、間接照明になっていることが重要です・・・!


これを簡単に実現する方法として、壁に向けて書籍を開いて立て、その向こう側にオレンジ色のフィルムを巻いた懐中電灯を置くという方法を紹介しました。 「このようなとても簡単な方法で眠る明かりが完成します・・・・」 テレビ放送では、ずいぶんコンパクトにそんなコメントが紹介されました。


放送には含まれなかった部分ですが、この条件をうまく再現できるすぐれた照明器具(光源)があることを追加してお伝えいたしましょう! それはブルーライトレスの有機EL照明です。いわゆるLEDの光は、青色LEDをベースとしてそれに蛍光体をかぶせて白い光を発光させているので、その光 の成分には相当量の青色光が含まれているのです。しかし、この有機EL照明の光には青色光がほとんど含まれていないのです。そんな意味で眠る明かりにふさ わしい照明と言えると思います。


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